当事業団の活動報告
もず園28名、つぼみ園12名のこどもたちがそれぞれの園を巣立っていきました。
4月からは1年生。これから出会う仲間とともに笑顔いっぱい歩んでいかれることを願っています。
卒園を迎えられたつぼみ園のお母さんから在園のお母さんにメッセージをいただきました。ご紹介します。在園児の保護者の皆様へ
毎日、育児に家事、お疲れ様です。
慌ただしい中、子どもと向き合う日々は大変なことが多いと思います。
私たち親子はいま晴れて新しい環境に向かおうとしています。
まずはここまで無事に育ってくれたことを素直に喜び、夫婦で何とかやってこれた、お疲れ様!と言って労っているところです。
在園児の保護者の方にメッセージを、とのことだったので、何か役立つ情報をお伝えできたら良いのですが、情報なら園の先生方が十分ご存知なので、卒園にあたって、私がつぼみ園で感じたことをお伝えすることにします。
我が子に療育が必要だと知ってから、わからないことは不安しかなく、でも知れば道が聞けることがわかりました。
園に通っている子どもたちは、それぞれの障害の特性と発達のゆっくりさがあり、取り組む内容や向き合う視点が違うところが多々あります。
どうしても他のお子さんと比べてしまったり、思うように進まないことに不安になったりすることもあります。
私たち親子は乳幼児期の5年間をこの園でお世話になりました。
そこで学んだことは、できないことより、できそうなこと、できそうな方法をみつけること。
歩みはゆっくりでも、必ず成長するということです。
保育を通して、これが好きなんだ、これが苦手なんだ、と改めて発見する場面もありましたし、遊びの中でこうすれば「できた」を実感することができるんだと子どもの力になる関わりを知ることができました。
そして、この園には親と同じように子どもと向き合い、支えてくれる先生方がたくさんいらっしゃいます。
それは私たち家族にとって、とても心強い存在でした。
子どもと向き合うには体力と精神力が必要不可欠です。
皆さんは、休養とれていますか?
私は一度、ひどく体調を崩した時期がありました。
普段は自分でも楽観的なタイプだと思っていましたが、驚くほど悲観的で前向きになれませんでした。
子どもと向き合うためには、まずは親が自分の体のSOSに敏感になることだと思います。
それはすべて家族に還っていきます。
心も体も健康でないと何もうまく回りません。
でも、元気でさえいれば、何事にも前向きになれます。
まぁ、いいかと思えます。
子育てにはまぁ、いいか、なんとかなるかという心の余裕も必要かと思います。
子どもは毎日園で頑張っているんだから、家は休むところでいいと思えます。
子どもの生活はまだまだこれからです。
乳幼児期は種を蒔き、根を張る時期だそうです。
表面にはまだまだ何も見えません。
芽が出るのはいつなのか、親はわかりません。
でも、確実に成長しています。
私は見守るしかできませんが、子どもの笑顔をもっとみたい、今はその気持ちだけです。
これからも、力を抜いて頑張ってください。